T1グランプリに出場しました。

T1GPに出場しました。T1GPとは排気量でクラス分けし、筑波サーキット最速車を決める戦いです。実は春先に出場機会があったんですけど、我が家はレーシングドライバーの高木真一がオートバックスのイベントに出場する為にT1には泣く泣く出れなかったんです。今回は何があっても出場するぞ〜!と気合いが入っていました。
やはり出場するには良いタイムが出したい!負けたくない!勝ちたい!となる訳ですが、勝つ為にはやはりそれなりに手をかけて上げないと良いタイムは出せません。そこで勝利する為にGTドライバー高木真一が立ち上がりました。彼の所属チームのAPR(アペックスのレーシング部門)や速い車を造らせたら右に出る物がいないと言われている良き先輩でありチームメイトでもある新田守男選手に何度も何度も相談し挫けそうになるのをたえ我が家のRSを最速仕様に仕上げていきました。
さて何をしたかというと、まずは軽量化!です。室内、外装等で外せる物は外します、これだけで何と100kg以上軽量化になりました、残念なのは折角付けたロールゲージも外してしまった事です。ただロールゲージだけで30kg以上の軽量化になりました(ロールゲージは重いのね!)。本番1週間前には最後のセットを出しに筑波に行き中古のボロタイヤで9秒前半が出ました。その後さらなるパワーアップの為にハイカムとドーピングで怪しい液体を注入したりして本番に備えました。

ただいまタイヤ温め中
渾身のタイムアタック1回目です。
右上写真の続き、この後スロットルが戻らず....。
最終コーナーを駆け抜けるRS
そして当日、空は朝からどんよりと曇りいつ雨が落ちて来ても不思議じゃ有りません。気温も上がらず寒すぎて路面温度が上がらない様です。そんなこんなで輸入車の順番が来ました。気温が低いのでタイヤを温める為に高木選手は長めに周回しています。4周目にアタックに入いりました。回りに車輌が無く絶好のアタック!続いて5周目、後ろからデルタが来ていますが追い付かれずに帰って来れそうです。あ〜最終コーナーを並んで帰って来てます!アタック失敗か?次の周でピットに戻って来ました。降りるなり高木選手がお怒りです。『も〜最悪だった!』1回目のアタックはダンロップ下でアクセルが戻らなくなり、エンジンを切ってアクセルを戻したのです。快心のアタックだったのに残念です。(良く冷静にエンジン切れるよな〜!これには感心しました)気を取り直して次の周、1コーナー、1ヘアと良い感じです。ダンロップを超えて、後ろから忍び寄る赤い.....。この後、悪夢が.....。ここから高木選手の気持の代弁です。『後ろからデルタが来よった、邪魔すんなよ!お〜このクソデルタ煽ってきよる。バックストレートで抜かしてやるからここで来るなよ!(第2ヘアピン)くそ〜抜かせんラインになってしもうた、さー抜いていけ!0.5秒は損こいた!おい何で抜かんのじゃ?ふざけんな〜早くぬけよ〜、最終コーナー来ちゃうジャン。あっ!そのヘルメットは.......。プツッ(緊張の糸が切れた音)』(高木は山口出身です。) とこんな感じで時は過ぎていきました。最終コーナーで手を振っているのは新田選手.....。デルタに乗っていた新田選手は高木選手を見つけてつい遊んじゃったみたいです。タイムアタック中とは露知らず.....。
こちらがタイムアタック中に手を振って邪魔(応援?)してくれた、新田選手です。車から降りた後、高木選手にタイムアタック中だったのにと責められ絶句してました。
午前中はこれでタイムアップ、午後から走行に備えタイヤを換えて準備をしたんですが空からは無情の雨.....。タイムアップは無理なので残念ながら今回は終了です。

ちなみに1回目のアタックはエンジンを途中で切ったのにも関わらず1分9.669秒、2回目は1分9.957秒でした。1回目のアクセルが引っ掛かるアクシデントが無ければ間違い無く7秒代には入っていたのに本当に残念です、2回目も裏ストレートで抜いていってくれれば8秒前半には入っていたのに悔しすぎです。ただ足回りのセットを煮詰めきれなかったので次回は足回りを見直して望みたいと思います。

午後のタイムアタックに向けてタイヤ交換中です。雨が降らない様にお祈り中 何となく撮ってみました。
邪魔された〜!とお怒りの高木選手。 取材を受けていますがタイムアタックの愚痴を言っている高木選手。
本当に邪魔されたのが悔しいそうです。