フランスからやって来た、トゥインゴエッセンスです。
フランスから直接輸入したトゥインゴが横浜に到着!
3代目トゥインゴはフランスの中古車屋さんから直輸入しました。フランス在住の知人に現車確認してもらったんですが傷とか結構あるよ!大丈夫?『今回欲しいのはエンジンなので外回りが多少ボロくでもOKだよ!』
輸出してもらうまで、流石フランス!っていう笑うに笑えない様な小さなトラブルが有りましたが、無事横浜港に到着しました。
フランスの中古車って恐ろしい
船会社に到着の連絡を貰い、乙仲さんと一緒に税関から引き上げに港に向かいます。保税倉庫で衝撃の対面を果すんですが、結構衝撃的でしたね。『お〜トゥインゴ発見!うん?おや?え〜?何で?』初めて見るトゥインゴは運転席窓にゴミ袋が貼られており、まるで捨てられている様な佇まいでした。最初の衝撃も醒めやらぬ中で前から右横、後ろへと廻り込んで行くと更なる衝撃が!ルーフは凹んでるわ、リアゲートも凹んでるし....。これがフランスの中古車なのか.....。う〜ん。言葉が出ない...。
勿論長旅でバッテリーはあがっているので船会社の人にブースターケーブルで繋いでもらいエンジンを掛けて積載車に積込みます。
初めて車を輸入してみたんですが、やれば出来ちゃうものなんですね。フランスの友人はフランス人の中古車屋との交渉や船会社の交渉で、日本ではあり得ない様な事が起きて疲れ切ってましたが(Aさん色々な手配ありがとうございました)良くも悪くも主張をして来ますよね。自分達が悪くても兎に角自分の主張をしてくるのでビックリでした。
保税倉庫の衝撃も醒めやらぬ中、乙仲さんに連れられて横浜税関に向かいます。何故なら抜き打ちで車の中を透視する検査をさせられる事に.....。どうやらこんなボロをわざわざ輸入する奴はいないだろ、怪しいぞ〜何か隠してるんじゃないか?と疑われたらしく検査をする事になりました。
コンテナ丸ごと検査出来るX線検査装置にトレーラーごと入れるとX線でコンナテ内を透視し申告品以外の物が入ってないか検査する新兵器です。積載車にトゥインゴを載せたまま検査室内に入ると所定の位置に停止させられ、出口付近の待合室で待つ様に言われます。10分程度待つと出口に積載車が自動で移動させられ(大型のベルトコンベアー)建物から出て所定の場所に移動させられます。その場所で今度は検査員が目視で検査し、問題が無ければ無事検査終了となります。
X線の検査官に何故窓にビニール袋(ゴミ袋)を貼っているのか質問されたり、輸入目的をさり気なく聞かれたりするうちに、検査が終了。『ビニールは窓が落ちてしまっていて船会社の人が雨が入らない様に貼ってくれた』『K4GPというレースがある、そのレースに出す為のベース車両です』検査官はゴミ袋が窓に貼ってあるのが不思議で仕方なかったらしく、窓が落ちていると言ったら同情しつつ何でこんなボロ車輸入してるんだ?って顔してました。レース目的と言ったらさらに???一杯で、ちょっと呆れてました。
もちろん怪しいものは何も見つからず無事検査終了したのは言うまでも有りません。
(次回に続く)